日々の出来事
2022-04-21 19:14:00
気づきのアンテナ
先日の出来事。
ちょうど事務所の模様替えをしていた時に、尋ねてこられた市民の方がいらっしゃいました。車いすに座ったお母様とご一緒でした。中が模様替え最中だったこともあり、外での立ち話になってしまいましたが、訪問看護の利用方法や制度の説明を娘さんにしていました。私は娘さんへの説明に集中してしまい、車いすのお母様がポツンと一人になってしまっていたところ、すかさずスタッフが出てきて、お母様と同じ目線に腰を落として話かけ始めました。何気ない場面でしたが、常に相手の様子を気にかけ、自然とそうした立ち振る舞いができる事に、素直に「素敵だな」と思ったのです。自分が何かに集中していても気づきのアンテナをフル活用できる感性。そんなスタッフの行動がうれしく、頼もしくさえ思ったのです。
看護は「気づきと感性」と常日頃思っている私は、気づきのアンテナの感度が鈍っている事を自覚しました。でも、こうやって自然とカバーし合える仲間だからこそ、灯音の看護が成り立っているのだなと感じました。
沢山の気づきを得るためには関心を持っていないと気づけないことがたくさんあります。見過ごしたり、まぁいいかな、で終わったり。またSOSがわかりやすい人ばかりじゃありません。「あれ?なんか違う。」「気になるな・・」そんな気付きをそのままにしない。灯音(ココリタ)の指針の一つでもあります。それをまさに体現している灯音の看護をその一場面で感じ、私の心はぐっと熱く🔥なったのでした。