日々の出来事

2024-11-12 15:34:00

訪問看護のお別れ

こんにちは。

ここの所、急に寒くなってきましたね。

皆様、お風邪などひいていませんでしょうか?

 

今日は、訪問看護のお別れついてお話させて頂こうと思います。

訪問看護のお別れには2つのお別れがあります。

 

 1つは、悲しいお別れです。

灯音では、癌末期の利用者様に訪問させていただいています。

 先日、ある利用者様のお看取りをさせて頂きました。ご家族は、とても悲しまれていました。最期お父さんに着せる洋服は、仕事で着ていたスーツに決めました。

お父さんのスーツはたくさんありましたが、クリーニングに出していたため、残された一着のスーツを着せる事に。

スーツのポケットからは、小銭、ペンなどが出てきました。最後に胸ポケットをみると一冊の手帳が出てきました。

その中には、ご家族の名前と一人一人の誕生日が揺れる文字で記されていました。

お父さんの優しさ、ご家族を想う温かい気持ち、人生最期の時にご家族の素敵な物語を見せていただきました。

 

2つ目は、訪問看護卒業のお別れです。

こちらの利用者様は、心不全で呼吸器管理をされ入院していましたが、何とか退院できるまでになりました。

退院時は、階段昇降もままにならない状態でした。しかし、もう一度お友達と「グラウンドゴルフに行きたい!」と願い、お一人でもリハビリに励み、グランドゴルフに行けるようになりました。

11カ月間の訪問を終了することになり卒業とさせていただきました。

訪問最終日に卒業証書をお渡ししました。読み上げている時は、嬉しくて・・・嬉しくって・・・感無量で、嬉しいお別れでした。

 これからも、たくさんの出会いと別れがあると思います。

利用者様の生活を支えるために、灯音スタッフ一同頑張ります!

今年の冬は、とても寒そうです。皆様、お気をつけてください。佐々木

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