日々の出来事

2024-02-24 17:16:00

☆*: .。. ひな飾り .。.:*☆

今年も「飯能ひな飾り展」が始まりました🎎

灯音も雛人形を飾りました🎎お顔が優しい、小さな雛人形。

 

この雛飾り、実は私の母の誕生の際に飾っていた物。私が生まれ、このひな人形を受け継いだ形です。

昭和16年(1941年)に生まれた母。83年の時が経っています。(私の生まれは歳は・・・非公開💦)

 

子供のころは、この古めかしい人形が怖くて、「飾らないでー!!」と懇願したことを覚えています💦そんな願いを聴き入れてくれてなのかはわかりませんが、いつしか飾らなくなり、引っ越しの際に出しにくい所に収納。

「雛人形を飾ってあげないと婚期が送れる」なんて迷信も何のその。平成14年(2002年) 母が亡くなるまでずっ~と放置に近い状態でしまっておいたのです。

 

母が亡くなり、遺品整理と称して、恐る恐るこの雛飾りを出してみると・・。色彩こそ色褪せているけれど、お顔も、髪の毛も、着物の織も劣化している事なく、綺麗🌟

私も大人になって、この人形を綺麗🌟と思う感性も備わり、この人形のお顔立ちの優しさと、放置されても劣化を阻止した「ど根性さ」に、亡き母を重ねながら、このままではいかん!との思いに。

 

でも、我が家の極小住居では飾れない。まして娘はおらず、思春期真っ只中の一人息子。実家ももうない。人形と飾りだけ私が引き取ったものの、結局飾るところがない・・・。とまた奥の方に防虫対策をしてひっそりと。今度は少し気にかけながらしまっておいたのです。

場所も取るし、飾る機会もない。この際「飯能ひな飾り展」で一度、どこかで飾らせてもらって、お焚き上げをしよう。そう思い、東吾野行政センターに相談したところ、快く受けてくださり、平成27年(2015年)晴れて半世紀弱振りに?ひな人形として飾っていただけたのです🌟

 

飾りを手伝っていただいた方々に「昭和初期の時代の人形がこんなに綺麗な状態で保存できているのはすごいですね。きちんと管理されていいたのですね!」と言われ💦💦💦また「これは貴重なひな人形だよ。大体、髪の毛は抜けて劣化しているか、着物なんかボロボロ擦り切れちゃう。顔もきれいだし。かなり高価なお雛様だったんじゃないかな。お母様良い所のお嬢さんだったのね。」💦なんて言われ、「大事になさってね。」と釘🔨を刺されて、お焚き上げの構想はお蔵入りに。

 

その後も毎年、箱を空けて防虫剤を入れ替える事だけは怠らず、令和2年(2020年)再び東吾野行政センターに飾らせていただいたのです。

 

ステーションを立ち上げる際には、ひな飾り展の時期は灯音の事務所に毎年飾れることで安堵し、今では毎年、ひな飾り祭りに便乗する事を楽しみに3月を迎える私なのでした。

 

 

7段飾りですが、棚がないため灯音のディスプレイ棚を全て占拠し、詰め込んで全員お披露目しています。小道具は無くなったり、壊れてしまった物も多く、手持ち無沙汰ですが、毎年飾りながら「あの時釘を刺していただいて良かった」としみじみ感謝。なんせ、母の名は「ひな子」。そこと「ひな人形」とが結びつくのに、少々時間がかかりました😅お焚き上げも、母自らが阻止したお告げ?

 

幼少期、自ら放棄したおひな様との語らいを、愛おしく、母を感じながら、今、時間を取り戻しています🎎

 

そして!どこまで良い状態で保存できるか!新たな使命に燃えています🔥

 

お時間ありましたら、是非~灯音ひな人形~を見に来てくださいね🎎 辻

B99056F5-2378-4D14-A80F-74AF70D8BDCB.jpegCCE38363-551F-4802-AAB0-39D56B64BC0D.jpegEA7ED84F-3940-4B42-A2CC-C75A218F3C7C.jpegED05ED20-3C4D-46B7-BD2C-F0C1AF40E89B.jpegCAA55D61-ECBB-46E4-BABC-B0F7CB702CD0.jpegEEEE923B-67B2-4FF3-8882-95B284940E9A.jpeg