日々の出来事
〜2023年 年越しを前にして〜
もうすぐ、2023年も終わり。歳をとる毎に1年間の早さに驚きます。それだけ1日1日を無我夢中で過ごしていたのだな実感します。でもここ2年間は、早いだけでなく、濃密な時間の中にどっぷり浸かりながらの一年。今年は良い事もそうでない事も含め、濃厚な一年でした。
その締めくくりとして、去る12月19日、「在宅医療連携拠点はんのう」の小久保様からのご依頼を頂き、在宅緩和ケア研修会でケアマネさんや地域の訪問看護ステーションさんに向けて講演させて頂きました。
「終末期をより良く過ごすための関わりの実際と浮腫ケアについて学ぶ」と題して、緩和ケアと終末期ケアの考え方とACPを緩和ケア認定看護師の佐藤から、灯音のこれまでの終末期ケアを具体的に事例を交えて私からお話しさせてもらいました。
浮腫ケアグッズとケアにこんな工夫してますと、少し展示もさせてもらいました。
終了後、「勉強になった…参考になった、もっと聴いていたかった 命の尊さをお聞きする事ができた 最期をこんな看護師さんたちに関わってもらいたい」などの声を沢山いただき、少しでも皆様のヒントになれたのなら嬉しい限りです。1年間の締めくくりとして、この機会が良い振り返りとなりました。
ご尽力頂きました拠点はんのうの小久保様はじめスタッフの皆様ありがとうございました。
2023年、反省する事、改善しなくてはならない事も沢山ありました。これも灯音の成長には全て必要であった事。2024年に向けて、更に進化して、安心と心地良い灯りを灯し続けて行きます! 辻
久しぶりのそして初の灯音ホームページです。
冬の灯音訪問看護ステーションのある出来事
ご主人を介護されている元ナースの奥様と、訪問が終了し玄関でしばしの立ち話しをしている時、玄関に可愛いネズミの置物があることに気ずき、手に取ると、自分で作ったとのこと、もっとたくさん作ったけどみんなにあげて今はこれだけとのこと、定年後ゆっくり趣味の手芸を楽しもうと思っていたら、ご主人の具合が悪くなって介護の毎日それはそれは一生懸命に。そしてその日、ネズミさん2匹とお人形をプレゼントしてくれました。ステーションに戻るとみんなでクリスマスバージョンにチョッキを着せたりしてステーションのエントランスの棚に飾りました。 その数日後にご主人をご自宅で看取られました。安らかな最後であったと連絡をうけ、一緒に最後のケアをして、奥様が選んだ陸上自衛隊空挺部隊の頃の正装に着替えたとのこと、それはそれは素敵であったと、その日担当した辻さんが教えてくれました。お二人の人生に思いをはせ、その人生の最後に関わらせていただいたことに感謝して今年のクリスマスを過ごしました。ありがとうございました。
初めてのホームページでした。記入の仕方を教えてくれた事務の、うのちゃんありがとうございました。次回も頑張ります。
晴佐久みゆき
*・゜゚・*:.。..。.:*・'開業2周年'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
9月1日 灯音訪問看護ステーションは2周年を迎えました🌺
スタッフも増え、利用者さんも増え、忙しい日々ではありますが、この2年間、利用者さんや地域の方々、多職種の方々に支えら、優しさとエールを頂きながら走り続けてこれました。皆さんあっての灯音です。本当にありがとうございます🌼
病院の慌ただしく時間に追われる看護とは違い、一人の人にどっぷりと関われ、語らいのある看護が我がスタッフは「楽しい」と言ってくれます。そして、「灯音を作ってくれてありがとう」と言ってくれます。そんな看護ができる職場を作りたいと思っていた私の夢は、2年で実現しました。覚悟を決めて灯音を作って良かった❗️こちらこそありがとう❣️3年目はそれを持続すること、そしてもっともっと地域に還元すること。まだまだ灯音の野望は続きます✌️
2年間で延べ160名の利用者さんと、そのご家族とのご縁がありました。内、60名の方のお看取りに立ち合わせて頂きました。人生の最期の大切な時間に関わらせていただきけた事、心より感謝いたします。
最近、亡くなられたご家族の方々が事務所を訪ねて来られることが増えました。「お世話になりました」「頑張ってる?顔が見たくなって」「寂しくてね…」など思いは様々。そうやって来ていただけることにしみじみと有り難く思うのです。「また、いつでもきて下さいね。」「またきます」そんなやりとりに「灯を灯し続ける」ってこう言う形もあるなのだなと思う今日この頃です🕯
さぁ、3年目!更なる進化のビジョンができつつあります!一人一人の利用者さんとご家族の思いに、私たちに何ができるか。3年目の灯音も、どうぞ宜しくお願い致します🌼 辻
↑大好きな1+2にてお祝い🎊
むくみ(浮腫)についての講演会行いました!
むくみは様々な原因で起こり、よく見られる症状の一つ。でも、見た目のインパクトもあり、どこか悪い病気なのでは無いか、何とか良くしたい、細くしたいと焦るばかりですね。でも、むくみケアも間違えると悪化することもあるのです。全て良いことばかりでは無いのです。生活習慣や仕事などに起因している場合も多く、全てが病気由来でない事も。
リンパ浮腫療法士としてリンパ浮腫外来や浮腫相談などを受けていると、リンパ浮腫以外の方からの浮腫相談も多く、ケア方法や包帯の巻き方、マッサージの仕方の問い合わせが多くあります。でも、そもそも何故浮腫んでいるの?がわからなければケア方法も⁇⁇私の頭の中も⁇⁇で埋め尽くされるのです。お仕事は?朝から浮腫んでいるのか?他に症状は?など様々な⁇が浮かんでは消え…。
場合によっては、医師にマッサージや圧迫療法をやっても良いかを確認する必要もあります。原因が複合的に重なり合っている場合もあります。
リンパ浮腫のケアは確立されたケア方法がありますが、その他の浮腫では、原因によってはやってはいけないケアがある事、浮腫の原因を治療しなければ、ケアだけで軽減できるものでもないのです。しかし、すぐに効果、結果を求められがちなケアだけにモヤモヤ…。
そんなモヤモヤもあって、今回講演のお話を、入間市の金子地区地域包括支援センターの方から頂き、是非!知ってもらいたい!と前のめりで講演させていただきました!地域住民の方や、ケアマネージャーさんなどの専門職の方にもご参加頂き、46名程の方々に聴いて頂くことができました!
質問も多く、「知らなかった」「他の人にも伝えたい」など皆さんの関心の深さを感じました。
チラシ作りから広報、会場準備など、ご尽力頂きました、入間市金子地区地域包括センターの皆様、本当に有難うございました😊 辻 早苗