日々の出来事
灯音のこだわり🕯️ その1
スタートして1年が経って、「灯音のこだわり」が見えました💡
その一つとして・・・。「灯音はどこにでも行きます!」
飯能は市内の75%が森林で占められている山間地域が多い、清流と森林のまち⛰️3年後の2025年には山間部の高齢化率は47%越え(市街地は30%)と予測されています。
そんな高齢世帯の多い、山間部にも積極的に足🚙を運びんでいます。そこに看護を必要としている人がいるなら、時間がかかっても行きます!
生まれ育った土地、移り住んだ土地、色々な思いや事情を抱きながら、そこに暮らしているだけで、山間部だから・・との理由で医療や看護が受けられない、なんてことがあってはならないと思っています。
毎日でも行きます!夜でも行きます!行ってます! カーブの多い道、狭い山道、昼間でも暗い山間部。サル🐒やイノシシ🐗、ニホンカモシカ🦌にだって出会えます😊
「こんな山奥まで来てくれて、ありがとう」と、手を合わせ待っていてくれる人がいる限り、そこに車で行ける道がある限り、灯音は今日も軽自動車で山道を登ってます!
「小さな教え」
6月にお看取りさせていただいたK子さん。先月、ご家族様より「是非、灯音さんにお渡ししたい」と言っていただいた、「坂村真民氏」の詩の詩文書。K子さんがお元気なころに書かれた数々の作品の中のお一つ。
お宅に伺った時に拝見して、素敵な詩の内容と優しさあふれる字体、灯音の「灯」の文字がリンクして、温かくジーンと熱いものがこみ上げ、心に残っていました。8月下旬、ご自宅に飾ってあるのものと同じものがあったとの事で、ご連絡をいただきました。額に入れて裏打ちまでしていただき、「灯音さんとご縁があったんだなって思って。飾っていただければ母も喜びます。」と言って頂戴した「小さな教え」。
この詩のように灯を灯す、そんな人でありたい、そのようなステーションでありたいと思うのです。「小さな教え」は確実に灯音スタッフの心に灯されました。K子さん、息子さんに心より感謝申し上げます。
大切にステーションに飾らせていただきました。
スタートして1年。振り返って思うこと。
9月1日 灯音訪問看護ステーションが飯能の地に誕生して、1年が経ちました💐
あっという間の1年間。ドキドキしながら迎えた9月のスタート。ならない電話に「ちゃんと接続されてる?」と自分たちでかけて確かめたり。初めての営業で突撃訪問。皆さんに優しく迎えていただき、ほっとしたのを覚えています。
営業途中に神社⛩️でお参りし、神頼みもぬかりなくしたものです。初めての依頼に右往左往しながら一生懸命だけが取り柄です!と言わんばかりに、力んでいた10月。
IT💻に悪戦苦闘しながら、くじけそうになった私を、ほめて持ち上げて支えてくれたスタッフ。今では良き思い出です。
11月頃には、徐々に訪問依頼も増えて、そこからは一気に目まぐるしい日々に突入。ありがたい限りです。スタッフの人数も3人から6人へ倍に増え、気が付けばもう1年。
たくさんの地域の方々に知っていただけていること、嬉しい言葉の数々が私たちのエネルギー源です。
これまで関わらせていただいた利用者さんお一人お一人、またそのご家族の方々との出会いは、私たちにとってかけがえのない財産です。そして、利用者さんや、ご家族を支えている、地域のケアマネージャーさんや先生に灯音は支えていただいている、と実感する毎日です。感謝しかありません。
病があっても家での暮らしを望まれ、どんな状況でも前向きに生活している利用者さんとそのご家族。生き様を見せてくれたお看取りした方々、献身的な介護で支えていたご家族。色々な涙と温かい眼差し。時には大笑いするほどの楽しい時間。
お一人お一人に、忘れられないエピソードがあり、1年間でたくさんの物語見せていただいたような感覚です。そこには看護としての学びはもちろん、人としてのたくさんの教えがあり、在宅ならではの特別授業の連続でした。
そして、私はと言えば、灯音の骨格になっているチームワークに助けられ、支えられている事を実感し、感謝する日々です。人数も増えてその骨格は、より強固なものにと変貌を遂げています。耐震性は抜群だと自画自賛しています😊
2年目に突入した今、お一人お一人の人生の物語に、少しだけ関わらせていただくご縁に感謝し、日々精進。関わる全ての方々に灯音の「灯」を灯し続けたいと思います🕯️これからも、「灯音訪問看護ステーション」を宜しくお願いいたします✨ 🌼辻🌼
こいのぼり🎏
気づきのアンテナ
先日の出来事。
ちょうど事務所の模様替えをしていた時に、尋ねてこられた市民の方がいらっしゃいました。車いすに座ったお母様とご一緒でした。中が模様替え最中だったこともあり、外での立ち話になってしまいましたが、訪問看護の利用方法や制度の説明を娘さんにしていました。私は娘さんへの説明に集中してしまい、車いすのお母様がポツンと一人になってしまっていたところ、すかさずスタッフが出てきて、お母様と同じ目線に腰を落として話かけ始めました。何気ない場面でしたが、常に相手の様子を気にかけ、自然とそうした立ち振る舞いができる事に、素直に「素敵だな」と思ったのです。自分が何かに集中していても気づきのアンテナをフル活用できる感性。そんなスタッフの行動がうれしく、頼もしくさえ思ったのです。
看護は「気づきと感性」と常日頃思っている私は、気づきのアンテナの感度が鈍っている事を自覚しました。でも、こうやって自然とカバーし合える仲間だからこそ、灯音の看護が成り立っているのだなと感じました。
沢山の気づきを得るためには関心を持っていないと気づけないことがたくさんあります。見過ごしたり、まぁいいかな、で終わったり。またSOSがわかりやすい人ばかりじゃありません。「あれ?なんか違う。」「気になるな・・」そんな気付きをそのままにしない。灯音(ココリタ)の指針の一つでもあります。それをまさに体現している灯音の看護をその一場面で感じ、私の心はぐっと熱く🔥なったのでした。