日々の出来事

2022-04-21 19:14:00

気づきのアンテナ

先日の出来事。

ちょうど事務所の模様替えをしていた時に、尋ねてこられた市民の方がいらっしゃいました。車いすに座ったお母様とご一緒でした。中が模様替え最中だったこともあり、外での立ち話になってしまいましたが、訪問看護の利用方法や制度の説明を娘さんにしていました。私は娘さんへの説明に集中してしまい、車いすのお母様がポツンと一人になってしまっていたところ、すかさずスタッフが出てきて、お母様と同じ目線に腰を落として話かけ始めました。何気ない場面でしたが、常に相手の様子を気にかけ、自然とそうした立ち振る舞いができる事に、素直に「素敵だな」と思ったのです。自分が何かに集中していても気づきのアンテナをフル活用できる感性。そんなスタッフの行動がうれしく、頼もしくさえ思ったのです。

看護は「気づきと感性」と常日頃思っている私は、気づきのアンテナの感度が鈍っている事を自覚しました。でも、こうやって自然とカバーし合える仲間だからこそ、灯音の看護が成り立っているのだなと感じました。

沢山の気づきを得るためには関心を持っていないと気づけないことがたくさんあります。見過ごしたり、まぁいいかな、で終わったり。またSOSがわかりやすい人ばかりじゃありません。「あれ?なんか違う。」「気になるな・・」そんな気付きをそのままにしない。灯音(ココリタ)の指針の一つでもあります。それをまさに体現している灯音の看護をその一場面で感じ、私の心はぐっと熱く🔥なったのでした。

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2022-03-30 14:45:00

相談ブースが広くなりました。

スタッフよねもとです。

桜🌸も咲いてきて、日に日に春めいてきましたね🌷

ステーションの模様替えをして、相談ブースが広くなりました✨

 

灯音訪問看護ステーションでは、以下の相談をお受けしています。

 ☆癌、終末期のケア相談

 ☆栄養指導・相談

 ☆生活の中での医療・看護・介護などの相談

 ☆浮腫ケアの相談

 ☆外出支援、付き添い支援などの自費訪問サービスのご利用相談

 

お気軽にいらしてください😊

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2022-03-11 19:50:00

☆特注オリジナルスリッパ☆

片足の足先に傷があり、毎日ガーゼ・包帯を巻いて過ごさなければならない利用者さんがいらっしゃいます。包帯もしっかりした包帯で、傷を保護するために厚めに巻いてます。

車いすが必要で、いつも病院や外に行くときに「包帯していても、足が寒いの。スリッパでも履けたら・・」と話していました。ご主人が大きめのスリッパを買って来て履かせてみると、分厚い包帯を巻いた足は、入る余地なし💧💧

そこで、アイデアマンのスタッフ佐々木ちゃん。入るように切れ込みを入れておしゃれにリメイクしちゃいました😍

ただ切って大きく広げただけじゃなく、見た目も幅も自在に調整できるように一工夫。脱げそうになっても、脱げたとしてもなくさない工夫まで。

ご本人とご主人はケアマネさんやヘルパーさんが来ると、得意げに見せて喜んでくれていました。そんな姿を見てこちらもうれしくなります🥰

アイデアを形にするって難しいけど、簡単にやってのけちゃう所がかっこいい👍利用者さんの一言で、自分たちにできることを考える!常にそうあり続けたいと思いました🧵

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2022-03-09 19:59:00

生きる力と家族の力

スタートしてからこれまで10名の方をお看取りさせていただきました。

ご自宅で過ごすことを選択され、中には最期は病院に行かれる方もいらっしゃいます。そんな方々の人生の終焉に関わらせていただき、感じることは「生きる力」と「家族の力」の大きさということです。

動く事、歩くことはもう厳しいのではないかと思われても、「今日も、トイレに行けた・・・」と言い日々限界を更新していく。1日1日変化していくご自分の体力と向き合いながら、動かれる姿に「生きる力」を見せつけられます。「どこにそんな体力が・・どうやって?」とはじめは驚いていました。病院では体力がなくなり、筋力の低下を認めると、「転倒リスクが高い」ということで、安全を優先するがために行動を制限してしまいがちです。動ける力に危険だからと早めに制限してしまい、なかなかその力を目の当たりにすることはありません。でもその動きたい、歩きたい、トイレに行きたい思いが限界を更新するほどの動く力に替わる。これは人間が本来持っている最期を生き抜く力であり、今まで制限させてしまっていたために目の当たりにしていなかっただけなのでは?と気づいたのです。しかし、それは「家族の力」なしにはできないことでもあります。「本人の希望を支える」そんな理想的な場面ばかりではありませんが、なんだかんだ言いながらもとことん付き合っていく「家族の力」があってこそなのです。

最初は在宅での看病、介護の不安や戸惑いを口にされいても、時間の経過とお話を重ねていくうちに、いつしか家族の覚悟が決まる瞬間があります。訪問看護は1日24時間のうちのほんの数時間の係わりです。時には1週間のうちの数時間になることも。「どうすればよい?」「困っている」そんな声に耳を傾けながらアドバイスをお伝えし「いつでも連絡してください!」と全面的なバックアップと、後方支援を伝えるだけで、自然と家族の力を発揮されるのです。本当に頭が下がります。

お看取り後1か月を経過したところで、お悔みに伺うと、皆さん口をそろえて「家で看取れてよかった。」「良い時間を過ごすことができた。」「やり切った」とお話されます。

そんな皆さんの人生の最終章に関わらせていただいている事、日々たくさんの気づきと教えをいただいていることに心より感謝いたします。

 

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2022-03-07 15:56:00

春ですね。

利用者さんの自宅のお庭で

見つけました

暖かくなると、鳥🦆が たまごを

孵化🥚させるために

争奪戦になるそうです。

紅梅と鳥小屋。

春ですね〜🌸

 

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